2022/12/3
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ビタミンA誘導体について |
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こんにちは♪ Mishirl 監修医師の内山です。今日は、ビタミンAのことについて書きます。先日もお客様からご質問を受けたりしたので。。。
まず、ビタミンA誘導体、よく巷で聞くのはトレチノインではないでしょうか? 正式にはオールトランスレチノイン酸と呼ばれています。その主な作用は、表皮角化細胞のターンオーバーの促進です。 これに関しては以前もブログに書いているので省きます。 今日は使用で注意する点について。 まずトレチノインを使用する際は、濃度を確認することが大切です。一般的に、ニキビやしみの改善を目的として使用する場合は、低濃度(0.05%など)で使用することが多く、しみの漂白を目的として使用する場合は、高濃度(0.4%など)で使用することが多いです。 トレチノインは、角質を剥がす効果や表皮細胞の分裂を促進し皮膚の再生を促す効果があります。その作用は強く、使用当初は赤くなったり、皮膚が垢のようにボロボロと剥がれることもあります。反応が強く出てしまう場合は、毎日塗るのではなく、使用当初は数日に1回程度にし、問題がなければ塗る頻度を増やしていく方法をとってみましょう。 トレチノインの副作用として、レチノイド皮膚炎という症状が高頻度にみられます。トレチノインを塗った部位に、発赤、紅斑、痒みなどが生じます。レチノイド皮膚炎は、使用当初(特に使用開始6週間くらい)に生じやすく、注意が必要です。もし、皮膚炎になってしまった場合は、使用を中止し、ステロイド外用などの治療が必要になります。ステロイドを外用すると、トレチノインの効果が減弱すると言われており、軽度であれば使用せずに経過をみることもあります。 また催奇形性を言われているので、(内服に比べて希とは言われていますが・・)妊娠中や授乳中の方は避ける必要もあるので注意してくださいね。 当サロンでもターンオーバー促進のトリートメントとしてピーリングを行っております。 トレチノインをお使いの方は、トリートメント前後1週間はおやすみいただければと思いますのでご了承ください。 |
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