2021/8/22
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副腎疲労について |
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んにちは♪ Mishirl 監修医師の内山です。
静岡県にも二度目の緊急事態宣言が発令され、デルタ株も猛威を振るっている現状に、元気が取り柄の私も最近、全てにおいて疲れが溜まってきました・・・ そんな私の今の状態はおそらく副腎疲労! 昨今、副腎疲労とういう言葉がアンチエイジング学会でも言われるようになりましたが そのことについて今日は少し書きます。 副腎って、皆さんはどこの臓器か、ご存知ですか? 両側の腎臓にちょこっと乗っかっている重さは5グラムほどの小さな臓器! ![]() 50種類以上のホルモンを産生・分泌している、実はすごい臓器。 学生の時、人間の体は本当に様々なホルモンの過不足で様々な症状が現れると勉強して、その主役を担うのが、こんな小さな臓器なんだってびっくりした記憶が思い起こされます。 そんな副腎、とても小さいですが、ステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロン、性ホルモンなど)を分泌することで、栄養素の代謝、電解質のバランス調整、ストレスのコントロール、心臓や血管の循環器系の調節など、とても重要な働きをしています。 さて、本題の副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)についてですが・・・ 仕事、家庭、経済、人間関係などのストレスや、偏った食生活や運動不足といったライフスタイルの乱れによって副腎の機能低下が続くと、ホルモンバランスが乱れ、慢性的な疲労、精神不安、食欲不振、下痢、アレルギー症状などの様々な症状を引き起こします。これが、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)症候群と呼ばれている病態ですが、正式な病気と認知されているものではなく、通常行われている医療の中では治療の対象とはされておりません。 私は皮膚科医なのでやはりアトピーの方を日常診療しますが、このアトピー性皮膚炎など長期皮膚疾患が長く続いておられるかたも、常に体内が炎症状態、戦闘状態にありますので、最終的には、この慢性疲労症候群末期と同じような状態になってしまわれます。 まさに今、コロナ禍でストレスを抱えている方が多いと思いますが、もうしばらくみんなで頑張っていきませんか!! |
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