2020/6/11
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シミはなぜできる? |
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こんにちは♪ Mishirl 監修医の内山です。 女性の大敵、シミ! 今日はそのシミがどうやってできるか・・・を、書いてみようと思います。 ![]() シミは皮膚の構造のうち、ごく薄い表皮の中で発生します。 表皮は表皮細胞(ケラチノサイト)、色素細胞(メラノサイト)などから構成され、厚さわずか0.1~0.3ミリの中に4つの層に分かれています。 一番下の基底層にあるメラノサイトが、シミのもととなるメラニンをつくり出します。 表皮が紫外線を浴びるとメラノサイトに信号が送られます。するとメラノサイトはメラニンという色素を生成し、細胞内のメラノソームという小胞に蓄積します。 メラニンが充満したメラノソームは、メラノサイトの先端からケラチノサイトに受け渡され、ここでメラニンが現れます。メラニンはケラチノサイト内に留まり、紫外線から細胞核を守るはたらきをします。 皮膚を守るためにメラノサイトは働きメラニンが生成されるのですが、これがシミを作り出すのです・・・ 紫外線を浴びてつくられたメラニンも細胞とともにターンオーバーで次第にはがれ落ちていくので、通常の一時的な日焼けなら約1ヶ月くらい経過すると、消えるしくみにはなっています… しかし、長時間または強い紫外線を浴びると、メラノサイトの数が増え、メラニンの生成は活発になってしまいます。また、加齢・紫外線の浴びすぎ・肌への過度の刺激・ストレスなどによりターンオーバーのサイクルが乱れると、新陳代謝に遅れが生じてメラニンも蓄積されていくのです。 たくさん生成されても、なかなか消えていかないメラニンこそが、シミの正体!なんです。
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